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日本語教師の仕事が辛い!今すぐ辞めたい人に送る処方箋

日本語教師の仕事は本当につらくなってしまった人へ!すごーくその気持ち分かります。おそらく仕事内容そのものが嫌だというひとはほとんどいないと思います。

よほど日本での完全バイト目的で入ってきているような外れ学校に入らない限り、生徒は謙虚で一生懸命。人生変えるために頑張っている子が多いんじゃないかな?

つたない言葉で「おはようございます!」なんて言われると本当に感動します。

でもね?あまりにも待遇が悪いこの仕事を生続けると人生途中で詰んでしまうかもしれません。特に若い男性!!

今ならまだ人生変えるチャンスはありますよってことで。

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目次

日本語教師の辛いところはコレ!全部まとめます。

まず日本語学校と言ってもいくつかの種類に分かれています。運営方法よってかなり仕事内容も生徒の質も違いますし、仕事の大変さも違います。

  1. 英語話者を中心とした趣味日本語学校
  2. 就学ビザで大学を目指す大手日本語学校
  3. 留学ビザで就職を目指すビジネス系学校
  4. 企業内に設置されている日本語教室(レア)
  5. 大学に置かれている日本語科(レア)

今すぐ辞めたいと思っている人は①~③ですね。9割以上の講師がここにいると思います。

英語系の日本語学校は生徒募集がきつくコマが不安定

英語の専門学校が一部日本語科を設置していたり、後は趣味で日本語を学びに来る外国人のお金持ちがいます。

日本にいて絶対にビジネス日本語が必要という人はほとんど学校に来ません。プライベートレッスンです。

こういう学校は生徒募集が本当に大変です。趣味ですから長く生徒が定着しないし、コマも自分の都合でどんどん変えていく。

ここにいると全然コマ数が安定しません。非常勤で週3回ぐらいでは10万にとどかないとおもいます。

ただ、来ている人は勉強に前向き、異文化交流にも興味津々で非常に教えていて面白いです。割と教師の評価には正直なところもありますが理性的に話せばわかる。

文化の授業も多く、教えるのは面白いですが生活が不安定ですね。

就学ビザで大学を目指す日本語学校は生徒管理が大変

一番多くの日本語教師が属していると思います。「○○学園」「○○学校」などで、アジア圏を中心に一地域に集まって運営されています。

就学ビザには労働制限がかかっていますし、将来の目標を割と明確に持ってきている生徒が多くやる気も結構あります

2年生の学校ですので1年目はすごい意欲です。ただ2年目の中上級クラスに入り始めたころから目が曇りだします・・。

  • 日本社会の新鮮味が薄れる
  • 生活コストがかさみ学校よりバイトの方が重要になる
  • 日本での正社員就職がほぼないことを知る

こうなってくると教える方も大変です。もう何が何でもバイト優先。学費のために深夜の飲食店で働く生徒も多く、日中は眠くて仕方がない。

クラスでも落ちこぼれて欠席連絡がめちゃ大変。長期欠席は日本語学校のせいになります。決して入管は責任を取らない。毎日職員室で電話相談が続き、それが残業に加わります

これ本当にきついんですよね。

学校の責任問題で「勝手に休めばいい」と言えないんです。

欠席が続くと生徒ビザ更新ができないのですが、欠席者が続出する学校は政府から指導がはいりますからね。(要は国からの補助金がもらえないってことです)

就学ビザの日本語学校の給料は安い

なおかつ、教師の時給は1800円行けばいい方です。授業以外の以下のすべての業務には時給が発生しませんので注意してください。

  • 事前の予習や教材準備・コピーや印刷
  • 授業後のテスト採点・模試採点
  • 生徒への電話連絡と引継ぎノート

授業の予習に関しては仕方がない面もあります。教師なら当然です。

1年目は眠れないと思います。文型を全部覚えて、用法をマスターし、手作りの教材を作るのに死ぬほど時間がかかります。

能力試験対策も2級1級の各項目に合わせてテキストは徹底分析。語彙の微妙な違いも国語辞典以外に専門辞書を3つぐらい使うのではないでしょうか?

まず土日は予習で終わりです。ここが楽しくないと日本語教師はきつい。

そして教材作成や印刷も各講師がやります。専門学校の大手でない限り印刷を頼めるところはほぼないはずです。午前・午後のコピー機の前は大混乱必須。

中にはこの時間がもったいないので自費でカラーコピー取ってくる教師も多く、その地点で時給半減じゃないですかね?

文法書の購入費も馬鹿にならないです。学校からの支給は日本語能力試験の問題集とオリジナルテキストだけ。後の参考書のすべては自腹購入でしょう。

業務後の雑務が半端ない

日本語学校も学校の教師と同じく、授業外の雑務が大変なことになっています。初中級前半は欠席するとすぐに落ちこぼれるのでテスト採点

文法に漢字・語彙テストまで授業後に全部やります。次の日までに返却も多いですから授業後に2時間ぐらい残る人は多いです。

もちろん無給です。

また、欠席者の連絡も担当講師の役割です。日本の四季とバイトで体調を崩す生徒も多く、20人クラスでは仕事後に電話魔となります。

引継ぎメモを書いていてまた残業時間が1時間延長。9時→15時まで働いて時給1500円×3コマで4500円です。非常勤は週4勤務でも10万行きません。コンビニの週末バイトだけに負けます。

イベント時に駆り出され事務給で一日拘束

日本語学校は結構イベントも多いです。それを売りに生徒募集している学校もあります。定番の花見から遠足・運動会までやるところがあります。

イベントは授業ではないので事務給の1000円ぐらいで働かされます。

一日拘束されて5000円程度ですね。

しかも事前準備にこれまた時間がかかる。外国人との旅行はすごく楽しいんですけど給料面としてはあり得なかったです。

専任の給料も30万止まり!一人暮らしはカツカツ

専任の給料で月に40万出している学校なんてほぼありません。40手前で教務主任になってギリギリ届くレベルです。10年勤務で手取り25万。ボーナスも1か月程度じゃないですか?

これ新卒3年目の一般社員に余裕で負けます。一人暮らしは本当にきつい。男性日本語教師の給料だけで家族を養ったら、子供を大学に入れられないんじゃないかな?

留学ビザの日本語専門学校は生徒の質がいまいちで大変

日本に留学する生徒の第一希望は大学です。海外の大学に落ちた・学力が足りない・お金がないという理由で来ます。

日本政府は留学生にかなり奨学金を出しています。ただ、そこにも落ちてしまった生徒が集まるのが専門系の日本語学校。

  • アートスクール
  • ビジネススクール
  • 料理学校

この辺りが多く、日本語科を設置している所は、浪人生が通う予備校のような感じです。中にはすごくやる気に満ちて留学ビザで入ってくる生徒もいますが・・。

最終的に日本での高給を求めていますのでバイトに熱を入れサボる生徒も多い。ここのクラスに当たると地獄みます。

就学ビザとちがって留学ビザの方が審査が甘いので、1クラスの人数も多く、ビデオを垂れ流して生徒が全員寝ているなんていう恐ろしい学校もあります。

近くに工場が設置されていて、そこの人員として学校を隠れ蓑にビザを発給している所があり、たびたびニュースで話題になっています。

入ったら今すぐやめましょう。巻き込まれます。

待遇の良い大学の日本語教師の枠は飽和していてまず入れない

待遇が割と良い日本語学校や企業への派遣もありますが、そこはすでに教師が飽和していてまず入れません。

大学修士(博士)でもコネがないときつい。アジアの大学なら空きがありますがこれまた待遇はそこまでよくないです。

英語圏は結婚ビザ(永住権)ないと受からないでしょうね。

というわけで出世のモデルコースがほぼないのが日本語業界というところなのです。

日本語教師を守る組合は皆無!パワハラ発言も多い

確かに授業が出来ずに生徒からのクレームが出るのは分かるんですけど、言い方に問題がある先生も多いです。

教室の隅で泣かされている教師もみました。

労働組合などは全く機能していませんので、外圧での職場環境に対するチェックはほぼないと思います。

上司に逆らったらコマを減らされて生活ができないから、気を使って胃を痛めている先生もしっています。

専任を神のようにあがめている人もいてちょっと怖かったです。

日本語学校は女性社会で人間関係の風通しが悪いかも

日本語教師は女性8割男性2割です。だって生活できないこの世界を若い男性が選ぶことなんてほぼない。

でも学習者にとって「男性の音声」は貴重ですので優遇されます

私は男性だったのでそこまで気になりませんでしたが、女性同士のちょとした陰湿ないじめみたいなのがあるようです。

学校は閉ざされた世界なので、雰囲気が合わないという人もいるでしょう。年上のおばさん先生めちゃ性格強いですよ?(逆におおらかな人は生徒に舐められるんで上クラス持てません)

後は男性日本語教師の方が正社員の就職に有利なので若干恨まれているのかも・・・この辺は個人的な感想です。

将来性が絶望的ないことを知るのが辛い

詳しく書きましたが、産業構造的に日本語学校全体の待遇は改善されません。なぜなら外国人労働とビザの問題があるからです。

それを知り、本格的に調べて大きすぎる壁にぶち当たったのが一番つらいですね。

何かのきっかけで日本がアメリカを抜いて世界1位などになれば話は別ですが、語学というのは経済と密接に関係しているのです。

日本の円安が進み外国人の労働先としての魅力も減少。思った以上に留学生が伸びず、打開策がないというのが真実です。

日本語教師を辞めたくなっても辞められないのが一番つらい

これは教育関係者すべてに共通するのかもしれませんが、日本語教師を辞めたくなっても辞められない環境に置かれてしまう人もいます。

  • 資格は420時間のみで世間に知られてない
  • 学歴や学科も普通で有利には働かない
  • 年齢が30を超えて転職がきつい

難しい日本語教育能力検定試験でさえ、一般転職の際には誰も知りません。そしてやはり30代、40代からの転職先はあまりないんですよ。

いや、ちゃんと探せば全然あるんですけど1,2社落とされると絶望しますね。そうして今の仕事にしがみついたり別の学校に代わって行って年を重ねる。

食うのさえカツカツ、生徒におごってもらうなど、疲れ切った専任や非常勤見ているの辛くないですか?

それでも生徒が可愛すぎて辞められないあなたは偉い!

こんな状況にありながら、日本語教師を辞められない人は沢山います。その一番の理由がやりがいと自己承認欲求です。

教材作成から生徒指導までこの成果には本当に自由がある。給料さえよければ最高のビジネスだと思います。

ただ、本当に待遇の改善はないです。それを知ったうえでも生徒のため、日本社会のためにギリギリの生活を続けているあなたは教師のかがみだと思います。

心から尊敬します。

病む前に転職が副業で可能性を得ておこう!

人間本格的に病んでしまってから行動するのでは遅いのです、気力も体力もない状態になったら転職だってままなりません。

動けるうちに動いた方が良いと思います。当サイトには有益な副業や転職情報ものせてあります、このまま3年、5年と続けられないと思うのなら早めに行動してください。

つぶされるくらいだったら趣味の日本語教師だって良いじゃないですか?

私は本気でそう思っています。



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