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男性英語教師の転職先を5パターン!教員時代と何が違う!?

今回は英語教師から別業界への転職先です。現役の経験者に聞いてみたところ、さすがに英語が堪能なだけあって転職経験は多めでした。

  • なぜ英語教師を辞めたのか?
  • 転職先で英語指導の経験は役立つのか?
  • 辞めて後悔しないのか?

そんなことを中心に聞いてみましたよ。

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目次

英語教師が転職を有利に進める方法とは?

まず英語教師が転職を有利に進める方法は2つです。

  1. 英語専門の外資系転職サイトを利用する
  2. 一般紹介よりもエージェントサポートを利用する
  3. 30代までは複数転職サイトに登録する

これは英語教師だけに限ったことではないのかもしれませんが、システム上の足きりがあるような大手の転職サイトは登録項目が少ないです。

そこで勝負するとTOEICの点数・年齢・職務経験など一般企業の条件で先に選別されてしまい、個性を活かした紹介がなくなってしまいます。

その点英語専門の転職サイトは「そのサイト独特のエントリーシート」と「非公開求人」でのオファーが得られます。

エージェントタイプは相談しながら進める転職方法なので、年齢が高い程コチラを使った方がいいかと思います。

若い教員で英語のスキルが高いのであれば、片っ端から転職サイトに登録しておけばいい案件が定期的に入ってきます。

ただ、学校なので辞め時が問題です。1年程度では中途のキャリアになりませんので上記のような転職サイトは不利です。

その場合は第二新卒枠を狙ってください。

また辞めて後悔はないのかどうか?真剣に考えるべきでしょう。

英語教師の転職事例を4つ紹介

続いて実際に英語の教員をやっていて別業界に転職してうまくいった成功事例を具体的に紹介していきます。

1,私立高校の英語教師から貿易商社に転職

私は現在30歳の男で、大学卒業後教員免許を取って私立高校で5年程勤務して英語教師として働いていました。

その後2年ほど前に退職をして、現在はアジア圏内でも英語での取引が多いオーストラリアやフィリピンに展開している商社で貿易事務をしています。

辞めたきっかけ

英語教師自体に大きな不満があったわけでなく、むしろ不満が無い状態で面白みがなかったのが大きな要因でした。

高校での英語教育というものは、どれほどレベルの高いものを準備していてもあまり真剣に授業を聞く人は少ないのが現状です。

特に私の場合には進学校でしたので、本当に英語に興味がある学生というのは予備校などで勉強するのであまり意味がないのです。

その状態に不満はありませんでしたが、特段面白い状況というわけでもないので、25歳を過ぎたあたりから転職を考えていました。

その時にたまたま転職ために登録していた転職サイトの求人において、取得した英語資格を要する仕事を見つけました。

ただ教師が退職する場合には年度途中で変わるのは難しく担当年度を終えてからでないと退職出来ないのが通例でした。

転職サイトで見つけた求人先に年度終わりまで待ってくれるかと聞いたところ、それでも構わないという返事が来たので、年度を終える3か月前に退職の意思表示をしてスムーズに転職しました。

職場環境の違い

現在の職場では海外から雑貨を輸入する貿易商社であるので英語は必須といっても過言ではない職場です。

高校で働いている時には、授業の準備などに追われていますがカリキュラム通りに進んでいくのでさほど難しいものではありません。

英語教師の時には毎年毎年同じような事の繰り返しですのでルーティンワークのような面白くない状態が続いていました。

ただ貿易商社の場合には相手はビジネスマンですので交渉事も頻繁に起き、それを英語で通訳する必要があります。

さらに貿易事務は輸入する場合のロット数や日付などを英語でやり取りしていくので、かなりの緊張があり英語レベルも高いものが求められていきます。

自分の英語能力が低いと翻訳ミスや輸入トラブルなどの大きなミスは損失へと繋がりますので英語教師の比ではない準備が必要です。

ただその分無事に仕事が進んでいく時には自らの英語能力が認められたと感じることができますので、英語教師で消化不良の人はオススメできるかもしれません

転職は焦らなくてもOK

英語教師から別業界への転職というのはタイミングが非常に重要であり、焦る必要はないと思います。

英語教師での経験を活かせる仕事というと通訳や翻訳、私のような貿易事務といった限りある仕事であることを認識する必要があります。

私の場合にはタイミングよく貿易事務という転職先を見つける事が出来ましたが、それでも複数の転職サイトに登録してから2~3年経っていました。

また転職先を見つけて退職する際には、きちんと年度終わりまでは勤める方が後腐れなく退職できるので次に生かせると思います。

このような場合には転職する際のタイミングを見計らいながら転職活動していくとスムーズにいきやすいと思います。

本人次第ですが英語能力自体は高校レベルなら通用すると思いますので、自信をもって転職していってほしいと思います。

2,30代後半で中学の英語教師から塾講師へ転職

30代後半の男性です。転職前は中学校で英語教員として働いていました。
その後、色々と考えるところがあり民間企業への転職をしました。

現在は、個人経営ではありますが、塾経営をしている知人のつてで、同じく英語の講師として働いています。

転職のきっかけ

元々は、私自身が中学生のころに教わっていた先生の授業がとても面白く、英語に興味を持てたことがきっかけで、私もそのような先生になりたいと思っていました。

しかし、公立学校はカリキュラムや教科書が厳密に決まっており、私独自の授業を行うことができずに悩み、転職を決意しました。

転職エージェントなどにも登録して、色々と面談やご紹介をいただくこともありましたが、条件面では良い企業であっても私のやりたかった事とは少し違和感を感じてしまい、転職活動はうまくいっておりませんでした。

そんな時に、ある知人が塾の経営をしていることを思い出し、相談をしました。

そこでは、講師の自由に授業をさせてもらえるという方針でしたので、諸条件はある程度の妥協をして働かせてもらうことになりました。

環境の違い

公立学校ではカリキュラムが厳密に決まっていますし、他の先生方の目もあるので、あまり個性的な独自の授業というのはさせてもらえません。

ある程度の授業を先に進めたうえで、残った時間を使うということもできましたが、私がしたかったことは中々できませんでした。

現在の塾は個人経営で、良くも悪くも生徒もそれほど多くは無いので、よりその生徒に沿った授業が出来ています。

例えば、その子が音楽に興味があれば、一緒に洋楽を聞いて歌詞を読んでみたり、映画が好きであれば映画を字幕なしで見てみたりと、より興味の持てるような工夫をしています。

待遇については正直に言うと収入や福利厚生は公務員と比べると見劣りしてしまいますが、それよりも生徒が喜んだり英語に興味を持ってもらえることの喜びには代えられないと思っています。

ただ、規模の小さい塾なので講師も多くないため、私の代わりは中々いないことが少しつらいところです。

急に体調不良で休んだりすることは、生徒にも申し訳ないので避けるように、体調管理などは十分行う必要があります。

学校以外にも英語を教える場は沢山ある

英語教師になった方はみなさん英語が得意だったり、教えることがすきだったりして、その道を選んだ方が大半ではないかと思います。

そのような志を持って働ける場所は、何も学校だけではないと思います。

私のように私塾でそういう場所を見つけることもできますし、他の知人は不登校児向けのプライベートスクールや、高齢者の趣味に向けた公民館とかでやっているようなボランティアサークルをしている方もいます。

今の時代、転職は珍しいことではありませんし、収入ももちろん大事ですが、それを補える働き方はたくさんあると思います。

まだ若い方が多いと思いますので、熱意がある方であれば、他の世界にどんどんチャレンジしても問題ないと思います。

3,公立高校の英語教師から海外向けの販売員に転職

転職前は公立高校の英語教師をしていました。

担当している学年は1年から3年をまんべんなく担当しており、基本的に全学年の担当をしました。現在の仕事は、販売員と言う全く違った仕事をしています。英語を話し、外国人観光客を相手に英語でナビゲーションをしたりもしています。

転職のきっかけは不祥事

転職のきっかけはあまり申し上げたくないのですが、不祥事をきっかけに辞めさせられ、懲戒免職されたと思ってもらって良いです。詳しい内容は話しませんがそういったきっかけにより転職を余儀なくされたのです。

転職先の決め手は英語を活かせることをだったのですが、また教師業をするということは避けたかったためあまり関係のない業種に転職しました。

家庭教師であったり塾の講師、英語のレッスン教師などといったような英語を生かした仕事に就くこともできたのかもしれませんが、私自身の身をティーチング業から隠したいという意味もあり、あまり関係のない職に就こうとしたのです。

昔から販売員という仕事に興味を持っていたと言ったようなことや私自身の販売力などを民間企業にて試したいという気持ちもあり転職を決めたのです。

職場環境の違い

実際にバリバリ英語を使っているわけではありません。

コロナ渦の状況により外国人観光客が訪れる数は随分と減りました。

しかしちらほらと未だに外国人観光客がやってくるため、英語で接客をすることができる人材として重宝されています。

中国人など英語が話せなくて戸惑うことが度々あるのは実際の話でありますが、ずいぶんと英語を話せることが役に立っています。

昔よりだいぶ数が減った外国人観光客であり、具体的に一時間に一人は必ず外国人が来ていたのが、午前中に一組と午後に一組ぐらいの割合には減りました。

英語でのアナウンスや英語でのナビゲーションなどといった接客をする機会が減りました。

それでも現在の職場で一日に一度程度は必ず英語を使っています。

時には英語しか話せない私の力が及ばず、フランス人や中国人など英語圏ではない外国人観光客に戸惑うこともありますが、教師の働き方と違い、生きた英語をまさに本場の外国人と話すという本当の意味で英語を再勉強する気になりました。

そう言ったらヒアリングやスピーチ能力の高さを求められる職場ではあります。

待遇は教師の方が良い

はっきり言っていただければ待遇のよさから英語教師を続けていたかったというのもあります。

そして何よりあったそういったパターン化されてる勉強の教え方に比べて販売という職は日進月歩進んであり、商品の内容を覚えるというところもすごくしんどいです。

しかし、自分自身が英語を話せるという得意な点を店舗内で認めてもらっており、すごく頼りにされているという部分ではやりがいがあります。

英語教師をしていて別業界に行かれる方、私は行かざるを得ない状況に追い込まれたのでどちらかと言うとアドバイスはしにくい立場なのですが、それなりに生きた英語を扱えるという意味では英語力の向上の点から見ては、それはそれで良いのかもしれません。

4,私立の英語教師から参考書メーカーに転職

私は10年間ほど私立の高等学校で英語教師として勤務していました。10年間の中で担任も校務分掌も様々経験しました。現在はヘッドハンティングしていただき、教育メーカーで参考書や問題集などを作る仕事をしています。

きっかけ

私学の高等学校で生徒減が続き、ボーナスがカットされ、昇給も全員ストップした年がありました。

もともと絶対に教師がしたい!」と思っていたわけではありません。

このままではいつ学校が潰れるかわからないと思っていたときに、ある教育関係の出版社からお声をかけていただき、転職をすることになりました。

職場見学をして会社の雰囲気も良く明るい感じだったため本格的に転職をしました。転

職先の社員の方々が、見学に行った際もたくさん声をかけていただき、直接仕事の内容や、やり方、会社の人数など細かいところまで教えていただき、仲の良い、比較的同世代がたくさんいて、私の専門教科の英語が役に立つと訪問したときに思いました。良い職場環境です。

給料や待遇の変化について

現在の職場では、参考書や問題集などを作る時に英語は使いますが、以前のように英語で話したり、英検、TOEICのための指導や高度な専門技術、カンバセーションなどすることはありません。

もくもくとパソコンに向かって英語の問題を集め、作るという作業をしています。

学校の大変なところは、教科指導のほかに担任業務、校務分掌、何より私が一番苦労したのは、部活指導です。

土日も全く休みがなく、休日手当や残業手当というものが学校現場では一切ありません。

その点企業は、土日、祝日は休みが保証され、フレックス休暇までしっかりあり、残業手当などもきちんと管理され、支給されます。

基本給は教員の方が上でしたが、手取りは転職先の会社の方が手当て等で高いです。学校のようにボランティア、無償の働きは一切ありません。

しかし、毎日生徒といっしょに勉強して授業を作って行ったり、たわいもない話したり掃除をしたりすることがなくなり、寂しい点も多数あります。

アドバイス

「学校が大好き!ボランティア大好き!部活大好き!生徒大好き!保護者対応任せなさい!」という方は学校現場は向いていると思います。

私も転職してはじめて休日がある日常、何時に帰れるかわかる日常、自宅で丸付けをしなくていい日々、朝テストやカゴ補習、検定対策などしないでいい毎日を知りました。

生徒と触れ合うことがない毎日になり少し寂しい気もしますが、人間らしい生活はできますし、しっかりリフレッシュできます。

休日に電話がかかってくることがないだけでもなんだか幸せな気分になります。

私は大学も英語で出て教師という世界に流れで入りましたが、転職してたくさんのことを気付かされました!!

転職するなら勇気を持ってすることをオススメします。躊躇は必要ありません!

英会話の教師からAirbnbのホストへ転職

転職前は、英会話教室で働いていました。従業員は、日本人が10名ほど、外国人講師が20名、スタッフが5名ほどの学校でした。

50分レッスンで、多い時は一日に10レッスン教えていました。生徒は、18歳以上で、アクティブな生徒数はだいたい300~500人くらいでした。現在は、在宅勤務でAirbnbのホストをしています。

転職のきっかけは、出産を機に学校の主要メンバーミーティングからいつの間にか外されていた事です。

立ち上げ期には在職していませんでしたが、立ち上げ期直後の比較的早い時期に入社し、会社の成長に貢献したつもりでしたが、出産を機に時短し始めたのとプロジェクトを一つ失敗させてしまったため、通達なく主要メンバーミーティングに呼ばれなくなりました。

退職の2か月まえにその旨を伝え、就職活動をしながら、新しいアルバイト講師の面接と教育をし3人ほどが主戦力になってから退職しました。

平日1日と土日のどちらかが休みというシフト制でしたので、就職活動はしやすかったです。授業以外の時間に、後任の人に仕事の引継ぎをして、すんなり退職できました。

転職後に英語は使うのか?

現在の仕事でも英語を使っています。国内外からのゲストに、メールやスカイプで対応するカスタマーサービスの仕事で、人に合わなくていいのが最大のメリットです。

在宅勤務なので、学校での働き方とは違い、時間的な制約や拘束がありません。通勤しなくていいので楽になりました。就業中に家事をこなしたり、子どもの保育園の送り迎えをしながら働けます。

病気の子ども達をながら働く事もできるので、同僚に頭を下げて早く帰ったり、仕事を休んでレッスンに穴をあける心配はなくなりました。

給与面は少し下がりましたが、英語の講師をしていた頃より柔軟な働き方ができています。後悔している点は、接客業を選んでしまった事です。

接客業は、給与が上がる可能性は極端に低いので、収入面を気にする方には向いていないと思います。

また、キャリア面でのスキルアップも難しいので、自分で資格の勉強をしたり、自分で仕事を探したりしないといけません。積極的に動かない限り、成功や成長は望めないと知りました。

まとめ:英語教師も転職前は準備が必要

英語教師から別業界に行く前に、働きながら他の勉強をしたり、英語以外の資格を取る事をおすすめします。私自身は、将来的に簿記検定を取り会計の仕事をするつもりです。英語をできる人は、正直いっぱいいます。

英語と何か他に専門分野がない限り、給与が上がる可能性は低いと思います。給与や待遇面で現状維持ができれば、いい方だと思います。

辞める前に、他の資格の勉強をし、取れた資格を武器に就職活動を有利にすすめられると思います。英語教師であれば、副業で翻訳や通訳の腕を磨かれるのもいいと思います。

今の学校や会社が副業禁止でなければ、クラウドワークスなどで実績を作っておいて、辞めても多少、収入が得られるようにしておくといいと思います。



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