みなさんは塾講師のバイトをしながら転職を繰り返し年収1000万を稼ぐなんて言ったら嘘くさいと思いますよね?
おそらく教室長・エリアマネージャーに40代半ばで到達してなんとか900万ぎりぎりというのが業界の常識だと思います。
ただ、それは塾業界に限ったことであり、異業種に目を向けてみればなんてことない。
転職サイトの横断検索を書ければこの通り
なんと8725件!
さらに未経験で1200万~1500万を調べても・・
861件もあるじゃないですか? ※横断検索の転職EXで調べてみました。
実際募集は沢山あるんですよ。年収1000万の仕事でもこれだけ人手不足なんです。
若手も中高年も塾講師の条件の良い転職のチャンスはある!
ただし一つ重大な問題がある。
高年収の転職先も面接を受けられるのは1度だけ
確かに高年収、未経験募集の案件はゴロゴロ転がっているのですが・・・重要なのは自分に最適だと思った会社が見つかっても、面接を受けられるのは1度だけってことです。
理屈の上では同じ会社に履歴書を何度も送ることは可能ですが、落とされた会社に連続で履歴書を送り続けるのは通常あり得ない。
塾講師の応募にもたまに毎回募集の度に履歴書送ってくる人がいるかと思いますが、全く同じものを繰り返し送ってもほぼチャンスがありません。
中には人事のブラックリストに入れられて、二度とその会社では採用されないなんてこともあるんです。
高額の正社員転職で絶対にやってはいけないこと
だから以下のことが一度でも頭をよぎった人は絶対に絶対にやめてさい。
- コピペの履歴書と職務履歴書を片っ端から一括応募
- 複数サイトに同じエントリー文章を入れて放置
- 同じ会社に期間を空けずに連続応募
あなたが若くて素晴らしい経歴を持っていない限り全滅します!!
そして貴重なチャンスを永遠に逃してしまいます。
採用側の立場を考えれば分かると思いますが、こんな人を年収1000万とかそれ以上の金額で雇うなんてリスク以外の何ものでもありません。
コチラの高額時給の派遣塾講師の求人先にも書きましたが、塾のアルバイトでさえ一人を採用するのに100万円、それなのにクビを切れない正社員を雇うのなんて莫大な経費がかかっています。
だからこそ、普通の企業で「人事職」につける人は会社の出世頭、エースと呼ばれるポジションなんです。
塾講師の異業種転職って甘くないです。
塾講師から異業種転職が難しいと言われている本当の理由
私は塾講師をはじめ教職員のスキルというのは実は非常に高いと思っております。
よく教師は五者たれと言われています。みなさんも新人の頃によく言われていたと思います。
- 学者・・・専門知識
- 役者・・・場面に合わせたプレゼン力
- 易者・・・未来を予測する力
- 芸者・・・場を盛り上げる力
- 医者・・・変化を感じ心も体も癒す力
このような力は教育現場だけではなく、一般企業にも高く評価される能力であり、すでに仕事を通じて力を蓄えているはずなのです。
一方、塾講師や教職からの一般転職が難しいと言われているのは、この力を企業のニーズに合わせて表現する訓練や、足りない能力をPRする機会を失っているからなのではないでしょうか?
- 生徒指導ばかりで偉そうに見える
- 世間知らずで企業価値とあわない
こういうものは後付けであり、実際に塾講師から転職して人生を変えている人だっています。
それは、転職先の会社が求める人材をきちんと把握してPRできた人だからです。
塾講師のスキルを企業価値へ高めれば転職は難しくない
そもそも塾であれ学校教育であれ、受験指導が建前になっているものの、生徒指導の本質は「社会にでて生きる力」を育むという目的があるはずです。
それを分かりやすい形で「英・国・理・数・社」というものに変換しただけで、私たちは社会へとつながる道を生徒に歩ませているはずです。
そのことをもう一度振り返り、企業が求める人材としてPRしていけば異業種転職だって難しくはないはずです。
でなければ、自分の生徒が社会に出す講師として恥ずかしいです。
あなたがPRすべきは社会の中で転職先の企業をどうとらえ、自分の仕事と結び付けたのかという視点です。
みなさんの生徒は高校・大学卒業後にさまざまな進路に進みます。
同じように塾講師だって転職先として好きなものが選べる立場にあるということを知ってください。
どうしても自己PRでしくじりたくない人は「子供のコミュニケーション能力を育みながら3時間で履歴書が書ける講座」がありますのでちょっと見てみると良いかと思います。
授業の指導にも役立ちます。
人生変えるのには考える時間を作ることが最優先
転職したくても時間がないって言う方の気持ちは痛い程分かります。
私も塾人生の何が嫌だったかって、仕事ばかりで本当に自分自身の人生を考える時間が持てなかったんです。
平日はもちろん、週末も疲れ切ってただ寝るだけ。そして講習後の休みには気が緩んで風邪をひいて休みが終わる・・。
そんな生活を今後10年も20年も続けるのが嫌だったんです。
だから働き方を変えてみるというチャレンジをしてみました。
未経験者が高額報酬の転職先に受かるための段階的な戦略
実際に場合は最終ゴールが転職によるスキルアップではなく、起業と独立を目指していたので以下のようなコースを辿りました。
- 副業でスキルUPしてお金を貯める
- 正社員から派遣社員へ転職
- 派遣社員からバイトになり時間を作る
- 最後は自分のビジネスを作り独立
なんか普通の転職と真逆ですが(笑)みなさんも一部は取り入れられるはずです。
とにかくやる気はあっても塾の仕事が多すぎて自分の勉強や転職スキルを学ぶ時間が一切なかったのでこのような逆転の発想を取りました。
今現状がめちゃくちゃ忙しくて時間がないって言う人は、まずは週休2日を取れる仕事、定時に終わるか少なくとも9時には家に帰れる仕事を選んだほうがいいかと思います。
実際、終電以外で帰り土日休みの会社に行ったときは感動したものです。
夏に夕日が沈む前に会社を出れるなんて夢みたいでした。
「これで、普通の社会人の友達と飲みに行けるし、週末に自分の持てる」
何だかんだ時間もあると気力も沸くし、旅行も恋愛だって自由にできますよ?
で、条件のよい会社に入ってから本格的な起業の努力を始めました。
塾を辞めても仕事はあるしいつでも業界には戻れる!
塾の仕事って何だかんだ腕一本で稼ぐというところがあり、例え転職に失敗しても3年ぐらいキャリアを積んでいれば、他の塾には割と戻れます。
正社員や教室長候補やっていたのなら欲しいと思う塾は沢山あります。
ですので、そこまで辞めた後のことを心配しなくても大丈夫だと思います。
月収20~30くらいなら中高年でも。個別指導なら年齢問わず一年中求人がありますし。
最悪1人で食っていくくらいは戻っても稼げますよ?
だから私は転職&副業&起業を選んでもそこまで心配してません。
転職先の候補を決めたらまずやるべきはライバル分析
で、本当に人生の向きを少し変えようと思ったら、まずは行動です。
転職先のサイトは一つか二つで十分です。できれば大手1社に登録しておいてどのような案件があるのかチェックしましょう。
転職業界最大手のリクルートは未経験者の案件も豊富で、自分と同じような人がどのような履歴書や自己PRを書いているのか?見るのには最適です。
非公開のスカウト届くので、1社だけと言われたらココですね。
他にもIT「塾講師からのIT転職ならgraspy」もあり、無料のオンライン学習でAIやプログラミング言語の講座が受けられたりします。
大切なのはどんな求人があり、どんな人を募集しているのか?
スキルも合わせてきちんと分析しておくことです。
会社に分かりやすい資格やスキルを持っておけば鬼に金棒
やっぱり会社に分かりやすいスキルを持っておくと転職に有利に働きます。実際教職の方って、営業とか社内プレゼンが抜群にうまいです。
なぜかというと毎日の授業って短い時間の中で相手に要点を伝えるプレゼンのようなものですし、保護者との面談を通じて本質的な悩みを知ってるからです。
そこに加えて、会社で不足しているプログラミングに理解があると最適です。SEになるわけではなくともPCスキルがあって困ることはないです。
そこまで難しいプログラミングじゃなく基礎ですね。
無料キャリアカウンセリング
できれば学ぶだけではなくこういった転職サポートまでついているところがおすすめ。
事務職からIT系へ行く人も増えてます。
当時はこういう転職方法なかったので羨ましいです。
気軽にどうぞ♪