教師は公立・私立ともに結婚も生活もほぼ同じです。
結論からいうと、結婚については「教師だから結婚できない、結婚しやすい」「公立だから、私立だから」ということはあまり関係ありません。そして、個人の自由です。
しかし、実際に私立教師は出会いが少ない、ということも事実です。
私立教師が公立に比べて結婚できない理由とは?
私立の教師が結婚する機会が少ないのは、出会いの少なさが原因です。結婚で最も多いのが学生からの付き合いや職場恋愛なのですが・・・。
公立は3~10年周期に転勤があります。
公立内の研修もあるため、その中で他の学校の教師と出会う機会もあります。
「こうやって結婚相手を見つけた、という人もいます。
互いに教師という社会の苦労を知っているため、結婚後も破局する率が低いことも特徴的です。
公立は、公務員と同じで産前産後休業はもちろん、育児休業も一人の子供につき3年間取ることができます。
公立ということで安定もしているため、諍いの元になる経済的な不安もありません。
これが、公立の教師同士の結婚です。
小さな私立学校では教員同士の出会いがない
しかし、私立の場合は出会いがないという学校もたくさんあります。
特に、姉妹校、グループ校がない場合は、一つの学校の中だけでの出会いになります。
また、他校との研修や部活の引率などで出会いがある場合は良いですが、あまり若い男性や女性が顧問にならない部活の場合、本当に出会いがないと言います。
姉妹校、グループ校がある学校では、その中で知り合った教師同士で結婚に結びつく人もいます。
他校との研修の参加などにを積極的に行っている学校では、こういったところで出会うこともあります。
もちろん、昔ながらの他人の紹介やお見合い、マッチングアプリといった方法もありますが、20代、30代前半のうちは「まだ早い」「まだ仕事に専念したい」と考えるようです。
この考え方が一番の間違いと気づかずに…。
確かに、公立が県内全域の何百校何千校から選ぶことができることと比較すれば、私立の学校は、日本で最大手の日大グループであっても学校数はその半分にも満たない量です。
選択肢を考えると、かなり狭い範囲で選ぶということになりますね。
これが、公立と比較して私立の教師の結婚が難しい一番の理由です。
仕事の安定の問題と職場結婚のリスクがある
公立の教師が公務員に比べ、私立教師はサラリーマンです。
学校の経営が傾けば、教師の身分も危うくなります。
もちろん、優秀な教師や経験豊かな教師なら、他の学校から引き抜きもあるため、いざとなれば資格を活かして他の学校へ移るという方法もあります。
しかし、公立と比較すると安定感も低いのに、ブラック業界の私立教師では結婚する相手も不安になります。
同じ学校内で結婚すると、同じ職場で仕事ができないというのも、学校内結婚が難しい理由になります。
ここで私立教師と結婚を望んでいる女性の方に、必見の情報を一つご紹介します。
なんと、私立教師の場合所属する「私学共済」はとても良く、年金額がかなり良いそうです。
一般企業の男性よりも、共済面では私立教師も安定していますよ。
また、私立教師でもほとんどの学校は、専任の教師場合育児介護休業規定が公立とほぼ同じになりました。そのため、女性でも産前産後休業の他に、育児休業をしっかりととって安定した身分で子育てをしている人もいます。
男性教師でも「育児時間」を取ることが可能となっているため、保育園の送迎などを夫婦で分担している家庭もあります。
「結婚生活と仕事の両立が難しい」という学校は私立でも減少しているようです。
安定以外では、こういった理由も私学教師同士の結婚を妨げる要因となります。
それは、職場内での夫婦が可能か、不可能かという問題です。
公立の場合は、同じ学校内での結婚が決まるとどちらかが転勤になります。
グループや姉妹校がある場合も、どちらかが転勤になり続けることができます。
しかし、単体の学校内では、可能と言われることもあります。しかし、そうは言われても気まずいと、どちらかが辞めて他の私立学校に行くこともあります。
つまり結婚を理由に移動ではなく転職活動を余儀なくされる学校があるということです。
これが、出会い以外で、私立教師の結婚のハードルが上がる理由にもなります。
私立教師の婚期が遅れている理由とは?
私立教師、特の女性教師の中で「結婚をしたい」なら、注意しなければならないポイントがあります。それを知るためには、まず、昔の教師はなぜ結婚ができたのか、ということを考えることです。
昭和期までの女性は25歳を過ぎると「クリスマスケーキ」と呼ばれていました。
つまり25日過ぎたら「売れ残り」という意味だそうです。
今、こんな言葉を使ったら「女性差別」と訴訟モノですね。
しかし、それが女性教師の結婚のしやすさを作っていたのです。
教師という仕事は、女性が仕事を持ちながらも家庭を持つことができる数少ない職業でした。
共稼ぎをして経済的な安定が欲しい男性としては、望ましい条件だったのです。女性も、大学を卒業しているため、周囲の人よりも婚期が遅れている、という焦りから30歳前には結婚を、と望む人が大勢いました。
これが、50代以上の女性教師に既婚者が多い理由です。
男女差別と言いますが、人間は「生き物」です。
どんなに頑張っても、どれほど医療が発達しても、女性の場合は自分の子供を産む年齢というのは限界があります。
これを考えると、どうしても、30代半ばまでの結婚出産は望ましいということになります。
男性が結婚相手として女性を選ぶ時の一つの条件は、自分の子供を持つことです。これも生き物としての「本能」です。
当たり前のことなのです。
互いにこういった気持ちがあったからこそ、私立教師でも見合いや紹介などを通して、結婚することが多くありました。
学校の環境がが女性教師の結婚を遅らせる
ところが、結婚することが「自由」となった今、女性に対してこういったことを言う人はいなくなっています。
仕事に時間を割きたい、家庭を持つよりも自分にお金や時間をかけたい、と考える20代の人は、教師以外でも増え、結婚をする年齢が年々上昇しています。
- 自立した生活
- 自由なお金
- 安定したポジション
- 周りに若い子供が多い状況
こういう環境に長く置かれるとどうなるか?
「結婚はいつかすればいいのでは?」
「良い出会いがあった時で十分だろう・・」
と思う人が出てきてもおかしくありません。
そのままズルズルと20代を過ぎ30代半ばになると、さすがに周囲の教師たちも既婚者が増え、結婚を焦る人も増えます。
30代半ばを過ぎても障害なく結婚できるのは男性教師の方です。
女性教師は30代半ばを過ぎると年齢的にも結婚が難しくなります。これが「現実」なのです。
「結婚をしたくない」と初めから考えているなら、仕事に集中し自分に磨きをかけるのはとても良いことです。
しかし、結婚をしたいと考えるなら、そのタイミングを逃さないようにしましょう。
一度逃したタイミングは、そう簡単に戻りません。
未婚の教師に対する保護者と同僚の視線について
ここで、公立・私立の中学、高校、大学で長年多くの教師を見ていた筆者の見解をお話しましょう。
少しキツイお話です。
まず、未婚の教師は面接などで「独身のくせに」「子育ての経験がないくせに」と言われても絶対に反論しないでください。
これは事実です。
長く務めるとかなりの確率でこのような差別的なことを言われます。
子供を持つ親の立場なら、親の立場に立ったことがない教師に全て信用することはありません。逆の立場なら、あなたが親なら、あなたも同じことを考えるはずです。
むしろ、ここでムッとした、と少しでも思うなら、あなたは教師失格です。
家庭担当の未婚教師は特に親の目が厳しい
特に家庭科の教師なら尚更です。
家庭を持たない家庭科の教師を信用しろ、と言われても「机上の空論」と思われてしまいます。これが現実です。
また、独身の女性教師は30代後半を過ぎると二分します。
本当に教育に全てをかけて、生徒を自分の子供のように考えられる人
自分が教室内の女王と化してしまい、新しい教師に意地悪を続ける「お局様」タイプの人。
この二つのタイプです。
前者は教師という仕事を「聖職者」と考える、本当に教師という仕事を天職と考える人です。こういう女性教師は、年齢を重ねるたびに良い教師になっていきます。
結婚したいのに縁がなかった、こういった人は後者になります。
独身への偏見で性格がきつくなる女性教師もいる
新任のころは周囲に気を使っていたのか、まじめで先輩を立ててしっかりと仕事もこなしていた良い教師。
しかし、20代を過ぎ、30歳を超え、結婚したいのに出会いがない、「Aさんが結婚できたのだから私だって」「Bさんの相手があの人なら、私にはもっと良い人が」と思っているうちに婚期を逃してしまうタイプです。
こういった教師は、年齢を重ねるごとに元々強い性格があからさまになっていきます。
そして独身女性への偏見からますますきつい性格になってしまうのです・・。
私立の場合は転勤もないため、その学校の「主」のような存在になって、お局様と影で言われ、敬遠される存在になってしまいます。
教師不足のため、新しい教師を募集しても「I先生がいるならお断り」と言われる原因になるような教師です。
しかし、こういった女性教師は結婚をきっかけに違う世界を知り、違った考え方ができたかもしれません。
教師ほど「結婚」をきっかけに考え方が変化する職業はありません。
そこで、できることなら、出会いがなくても教師は結婚の機会があれば、することをお勧めします。
「こういう人がいるのだけれどどう?」と聞かれたら、まずは逢うだけでも逢ってみましょう。これも「出会い」の一つです。
私立教師にオススメの出会いの場は?
では学校関連以外で探せる出会いの場はどこにあるのか?
教師の立場上合コンや街コンなど人目が多い場所での積極的な活動は控えたいものだと思います。
万が一生徒の友達や保護者の知り合いがいたら大変なことになりますので・・・。
そんな時は個別対応のお見合いやまじめなネットアプリがおすすめ。
教員にあった結婚相談所はコレ!
ではどこで出会うの?ということなのですが、教員と相性のよい大手の結婚相談所が一つあります。
それは公務員も多く登録する法人会員制度をもつ「ツヴァイ」です
全国各地気軽なお見合いイベントも開かれているので一度資料を取り寄せても良いかもしれません。
教員の性格に合わせた「恋愛結婚診断シート」が無料でもらえます。
迷ったらまずはココ1つで良いと思います。
教師と他の業界の意外な出会いが期待できるアプリ
教師が教師以外の人と結婚している例はたくさんあります。
まずは、学生の時から付き合っていた、学生の時は友人と思っていたけれど、年ごろになって結婚に至ったという人もいます。
中には、教師と教え子という立場だったという人もいます。
「卒業前の面接で、親の結婚を申し込んだという教師もいた」という話もあるくらいです。
教師になる前に勤めていた会社での出会い、という人も多いです。
特に非常勤講師の先生には多くいます。
最近、マッチングリストというものもありますが、確かにネットの出会いで結婚に至ることも増えています。
【 恋愛婚活ラボ 】
しかし、今でもお見合いを斡旋するしっかりとした紹介もあります。
日本仲人協会など、古くからある大手の仲人協会は、会員数も多く身上書などの書類も厳しいため、しっかりとした相手との紹介を特徴としています。
ただ「遊ぶ相手が欲しい」というのではなく、結婚相手を探したいという考えの人におすすめです。
こういった紹介所なら、教師以外の業界の人との出会いの可能性も広がります。
こんな形まで取って結婚をしたくない、という人も多いようですが、そんなことを言っていられるのは30代前半までです。
後半になると選択肢の幅も急激に狭くなります。自分の条件が良いうちに、しっかりと結婚まで考えるのは、教師という仕事をしている人であっても、同じことです。
大手の中で一番リーズナブルで初心者向けのアプリはコチラです。教員のような安定職の方も多く登録しているのが魅力的。
まとめ私立教師は地方の集落と同じ
昔昔あるところに、と戦前の人達は自分と同じ村の若い男女から結婚相手を選んでいました。昔話の中には、同じ村で立った二人の若い男女のこともあります。
私立教師が身近で結婚をするとしたらそれと同じくらい、少ない母集団で選択することになります。
ただでさえ仕事で忙しい私立教師です。わざわざ貴重な休みを使って出会いを求めるのは、と思ってしまうかもしれません。
しかし、本当に結婚をしたいと思うなら、外の世界に出て新しい出会いを見つけてみましょう。
気軽にどうぞ♪