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公立中学高の数学教師は難しいの?現場の先生に大変さを語ってもらった

理数系の数学教師が不足し、また現場でも数学嫌いな中学生が増えているというニュースをみると科学立国日本に将来は危ない・・・とおもって一生懸命現場で数学指導に取り組む先生は沢山いますが、今回のアンケートを取るとや学力差が付きやすい数学の集団指導は大変です。

これから数学教師をめざすみなさんに現場の教師は何を大変だと感じているのか?共有してもらおうと思ってアンケートを取りました。

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目次

中学生の数学指導は学力差があり大変

教員年数6年、担当学年中学3年生、教科数学、年収は500万円程度で、広島県在住です。


大学で広島へ来て、それ以来広島に残って教員を務めています。出身は岐阜県で小学生の時からずっと野球をやっており、現在も野球部の顧問を務めています。

数学を教えている中で最も大変なところは、苦手意識を持っている生徒が多いので、そう言った生徒に対してどのようにアプローチして苦手を克服してもらうかというところです。

生徒の学力差の底上げに時間を取られる

中学校なので、もちろん集団授業で進めていくことになるのですが、やはり学力に差があることは分かりきっているのでその中でどのように苦手意識を持った子や数学が嫌いな子の力を底上げしていくかというところが大変だなと思います。

個別指導塾のように一人一人にあったやり方というのはあるかと思いますが、それを集団授業の中でやりきっていくのはかなりの至難の技です。

私の授業の中ではあえて問題を解く時間を長く取るようにしてそこでわからない生徒に対して個別に教える時間をとっていますが、全員を見切ることができず苦労しています。

もちろんそんなことは分かりきっているのですが、そこに対してもっと先生の人数を増やして個別に教えることができれば学力アップにもつながると思いますし、子どもにとってもその方が良いのではないかと思います。

また、そうすることで塾に通わずとも良い成績につながるのではないかと思いますが、なかなか人員不足ということもあり、そのような人数をかけていくパワープレイはできないのが現実です。

他の数学担当の教師と効率的な方法を模索していくしかないのが実情で、工数もそこまであるわけではないので仕事量も多くなり先生側も辛いです。

現場の数学教師がやっていること

具体的な取り組みとしては、まず授業の中でフリータイムを作って少しでも生徒のわからないところを解決するという取り組みです。

わからないところを徹底的に教えることは授業の中では難しいですが、なんとかレベルを合わせて教えられるように授業の内容もテコ入れをしています。

また、授業終わりの放課後になるべく数学担当の教師が質問に答えられるようスタンバイするようにしています。

一定の時間にはなりますが、生徒にこの時間はここでこの先生が空いているというのをスケジュール立てて質問に行きやすいようにしています。

質問に来る場所もなかなか職員室は入りづらいと思っていたので、個室のようなところを間借りして対応をするようにしています。

中学の数学教師に求められるスキルとは?

公立中学の数学教師に求められるスキルとしては、いかに生徒間での学力差をなくすような指導や教え方ができるのかだと思います。

これからの時代さらにIT化が進んでいくかと思いますが、そんな中でも全てをデジタルに頼るのではなく、生徒個人にあった指導がより一層できるよううまくデジタルを活用していくスキルが必要だと感じます。

授業内容を効率よくタブレットなどを利用して伝えることで授業時間の削減にもつながると思うので、削減できた時間を生徒個人個人のスキルアップへ使い、より一層の個人に合った指導へ有効活用できればと思います。

実際に個別指導のようにわからないところをしっかりと潰していけば、生徒間の学力差は余るのかなと思っているのでそういったデジタルと共創した授業づくりが必要と思います。

公立中学校の数学授業を一斉指導でやる難しさ

京都の中学の数学教師を15年やっています。

教育する上で最も挑戦的な要素は、各生徒の「数学の理解度のギャップ」を埋めることです。

数学は連続性をもつ概念の積み重ねとして、全体の認識へつながるものであるため、特定の概念の理解が欠けていると、次の段階への進行が困難になり、理解できない生徒の補完が困難なタスクとなります。

それにもかかわらず、クラス全体の進行ペースを維持することが必要で、全体のペースを一部の生徒がついていけないという理由で遅らせるわけにはいきません。

これは教師としての難しさであり、また教師の使命でもあります。私たちは、生徒個々の理解レベルや進行状況に対応した個別の指導を実施する必要がありますが、これには多大な時間とエネルギーが必要となります。

生徒の興味関心に合わせた数字の視覚化に苦労する

さらに、数学を指導する際には特有の困難さが存在します。

中学生は多感な時期です。たとえば、言葉だけで説明しても理解できない抽象的な概念が多いため、それを視覚化したり、具体的な例によって説明することが必要となります。

また、個々の生徒が数学に対する感情や関心も大きな影響を与えます。数学が苦手だと感じている生徒に対しては、まずその障害を取り除くことから始める必要がある場合もあります。

これらの困難を克服するためには、教師自身が数学に対して深い理解と愛情を持っていることが不可欠です。

私自身、学生時代に数学を愛し、理解しようと試みた経験が、現在の教職に大きく貢献していると感じています。それは生徒への情熱となり、彼らが数学を理解し、愛するきっかけとなると信じています。

生徒は数学の情報処理は上がったた抽象思考が苦手になっている

デジタルネイティブとして育った最近の生徒たちは、スマートフォンやゲーム機など直感的に操作できるデジタルインターフェースに大いに慣れています。

それにより彼らの情報処理能力は大幅に向上していますが、それに対して複雑な抽象的な思考を必要とする数学の理解は困難を極めています。

これは、直接的なフィードバックが得られない数学の学習と、速やかに結果が見えるデジタルデバイスとの間でギャップが生じていることが一因と考えられます。

身近な生活と数学を結び付けることが少ない

また、数学の内容が具体的な生活との関連性を感じにくいという問題も大きな課題です。数学はその性質上、具体的な生活経験から離れた抽象的な概念を多く含みます。

そのため、生徒たちは「なぜこれを学ぶ必要があるのか」という疑問を抱きやすく、それが学習へのモチベーションを下げ、学習の進行を妨げる一因となります。

この問題を解決するための具体的な手段としては、生徒たちに数学の学習内容が「現実の世界でどのように役立つのか」を示すことが重要となります。

例えば、比率や確率の学習においては、これらが料理のレシピ作成やゲームの戦略、ショッピングでの割引計算など、日常生活でどのように応用できるかを具体的な例を用いて示すようにしています。

また、理解の進行に応じて生じる差を埋めるためのサポートも重要です。そのため、授業後の補習や個別指導を行い、その生徒の理解度に合わせた内容を提供しています。

さらに、生徒が自主的に学習できるように、自習時間を設けたり、学習支援ツールを提供したりもしています。

これからの数学教師はITスキルが必須

今後数学を教える際に求められるスキルとしては、ITを活用した指導能力が一層必要になるでしょう。

オンライン授業や個別指導、学習進行状況のリアルタイム管理、個々の理解度に合わせた教材の提供などが可能になっています。

そのため、ITツールの習得と、それらを教育現場で活用するスキルが必要となります。また、データ分析やプログラミングの基本的な概念を教えることも重要です



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