体育教師から転職を考えているけど、教師以外の職務歴がないからどんな転職先があるか不安になりますよね?
この記事では体育教師から転職を考えている人に向けて、体育教員免許を活かした転職のポイントを解説していきます。
10年以上体育教師として働き、実際に転職活動をした私の経験から「体育教師の転職方法」を伝えます。
具体的な転職先を提示しながら転職方法を伝えるので、転職活動の具体的なイメージを持つことができるでしょう。
体育教師からの転職を考えるきっかけ
転職を考えるきっかけとして、体育教師という働き方に疑問を持ち始めたからではないでしょうか。
- 暑い時も寒い時もグラウンドに出て辛い
- どんなスポーツでもできると思われ、専門外の部活顧問をさせられる
- 体育科の上下関係が厳しい(NOと言いにくい)
- 土日も部活動があったり、忙しすぎる
- 家族との時間を過ごせない
体育教師の働き方に疑問を持ち始めた人はワークライフバランスを考えるきっかけがあるはずです。
体育教員免許を転職に活かすためにできること
体育教員免許を活かすポイントを見つけるために、体育教員としてのスキルを深掘りしましょう。
- スポーツに関する知識がある
- 身体の仕組みをよく理解している
- スポーツ指導をしてきた経験
- 生徒の長所・特技を伸ばすこと
深掘りすることであなたの強みが理解でき、具体的な転職先のイメージができるでしょう。
体育教員免許を活かせる転職先は?
ここでは、体育教員免許を活かせる仕事について紹介していきます。
- スポーツジムトレーナー
- スポーツ教室講師
- EdTech業界
- 人材紹介業界
- 塾・予備校教師
- スポーツメーカ
あなたの長所や特技を活かせる仕事を見つけてください。
スポーツジムトレーナー
体育教師のスキルは民間企業のスポーツジムでトレーナーとして働くことが可能です。
今まで培ってきたトレーニング方法や身体に関する知識は顧客のニーズを満たすことができます。
「筋肉をつけたい」「鍛えて痩せたい」といったニーズに応えることができるでしょう。
実績が積み上がればパーソナルトレーナーとして顧客がつくことにより、年収UPも可能です。
スポーツ教室講師
体操教室講師やスイミングスクールコーチといった子供向けの教室講師は体育教師の転職先の有力候補になります。
学生時代に体操や水泳といった専門種目のスポーツ教室があれば、あなたにとって最適の働く場所になるでしょう。
実際に体育で「体操」「水泳」の授業で子どもを苦戦させたくない保護者は多くいます。
保護者の要望にも応えやすいスポーツ教室講師は体育教師からの転職先になり得るでしょう。
EdTech業界
EdTechとは「Education(教育)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語です。
学校教育の現場から生涯学習、企業の人材育成・研修まで、あらゆる領域に「学び」の仕組みを提供できるビジネスやサービス、ベンチャー企業などの総称をいいます。
EdTech業界の具体的サービス例
- スタディサプリ(リクルート)
- 進研ゼミ(ベネッセコーポレーション)
- スマイルゼミ(ジャストシステム)
といったサービスが代表的です。
コロナ禍を機にオンライン教育への需要が急増しています。
EdTech業界に向いている人
- 質の高い教育を効率的に学んでほしいと考える人
- 学校現場をITの力で効率化をしたい人
- 学校現場で感じた、既存の仕組みに課題感や疑問を抱えている人
体育教師からでもITを活かした仕事ができるかもしれませんよ。
人材紹介業界
人材紹介業界への転職は体育教員にとって向いているかもしれません。
人材紹介業界とはリクルートエージェントやdodaといった転職エージェントの仕事が含まれます。
顧客(求職者)の適性やニーズを企業とマッチングさせる人材紹介業界は生徒の進路相談に近いところがあるからです。
また「高校生向けの転職エージェント」という仕事もあるため、教員経験がある人に適任の仕事かもしれません。
塾・予備校教師
教員からの転職先で塾・予備校教師はよく聞く話です。
ただし「体育教師だから英語とか数学なんて教えられないぞ」と思う人も多いでしょう。
そんな人には「体育大学進学を専門にした塾」もあるので、体育実技の講師として活躍できるでしょう。
スポーツメーカー・アパレル
今はあらゆるスポーツに技術とデザイン・ファッションなどが集約されており、体育の指導経験を活かせる職場としてスポーツメーカーはかなりおすすめです。
体育教師は、実際の現場での運動のメカニズムや生徒たちの反応を理解しているため、その知識を活かして新しい製品の開発に参加することができます。
また、販売やマーケティングの際には、顧客のニーズや動向を的確に捉え、体育の知識を生かして適切な商品の提案や宣伝活動が行えます。具体的には、製品の特徴やメリットを正確に伝え、消費者の興味や関心を引きつけるための戦略を立てることが求められます。
機能的なファッションとは何か?
疲れずケガをしにくいスポーツグッズは同開発するのか?
など、今までの経験を面接でPRすることが可能ですね。
飲食業界
飲食業界はいつも人手不足です。食と健康と運動は密接に連動します。食育ジャンルは高齢者にも広がりを見せて将来性も有望です。
体育教師として食の面から新しいしごとにチャレンジするのも楽しいでしょう。営業次第ではかなり高年収をいきなり望める業界なので若くして成功したいガッツあるひとにおすすめの業界です。
リハビリテーションセンターのスタッフ
体育教師は、人々の身体の動きや体力の向上方法に深い知識を持っています。これは、リハビリテーションの現場で非常に役立つスキルとなります。
スポーツリハビリテーションや運動療法の指導では、患者の身体の状態や能力に合わせた適切な運動プログラムの提案や指導が必要となります。
体育教師の経験を活かして、患者のリハビリテーションの進行度やニーズを正確に評価し、最も効果的な運動プログラムを提供することができます。
また、患者のモチベーションを高めるためのコミュニケーション能力も求められるため、教育の現場での経験が大きな強みとなります。
体育教師から素早く転職する方法
体育教師から転職する方法として大きく分けて2つの方法があります。
- 転職サイトに登録する
- 転職エージェントに登録する
それぞれの特徴を丁寧に解説するので、自分に合った転職方法を見つけましょう。
転職サイトに登録
転職サイトに登録する方法は、求人情報を見つけて自分で応募する方法です。一番早く思いつく方法ですね
転職サイトに登録するメリット
- 自分のペースで転職活動ができる
- エージェントから求人紹介を押し売りされない
転職サイトに登録するデメリット
- 膨大な求人情報から自分で見つけないといけない
- 自分に的確なアドバイスしてくれる人がいない
- 応募書類や面接対策を全て自分で準備しないといけない
- 面接日程調整や年収交渉も自分でしないといけない
- 転職活動をする時間が足りない
転職サイトを活用する人は「自分のペース」で転職活動をしたい人に向いているでしょう。
転職サイトで転職する方法
- 転職サイトに登録する
- 自分に合った求人情報を見つけて応募する
- 職務経歴書や履歴書を準備して提出する
- 書類審査に通ったら面接日程の調整をする
- 面接をして内定をもらう
- 年収交渉や退職手続きをする
転職サイトを使う場合は、予定を自分で全て管理する必要があります。体育教師を活かした職歴をまとめ、面接に臨むためには3か月ぐらいの準備期間を持ってください。
転職エージェントに登録
転職エージェントに登録すれば、エージェントからさまざまな転職に関するサポートが受けられます。別業界に行く際に自分の適性が分からず、複数の会社の面接で落ちてしまう人はエージェントの方がおすすめです。
転職エージェントに登録するメリット
- 自分に合った転職先を紹介してくれる
- 書類添削や面接対策も丁寧に対応してくれる
- 企業への応募や面談日程調整、年収交渉もしてくれる
- 全て無料で利用できる
転職エージェントに登録するデメリット
- エージェントから積極的に紹介があるため、自分のペースで転職活動をしにくい
- 自分と合わないエージェントに当たる可能性がある
- 経歴・年齢によっては求人紹介をしてくれないこともある
教員の仕事をしながら転職活動をするには転職エージェントの利用はとてもオススメです。
転職エージェントで転職する方法
- 転職エージェントに登録
- キャリアカウンセリングで希望条件等を伝える
- 求人紹介・応募する
- 書類添削・面接対策
- 企業と面接
- 内定・退職手続き
全てのサービスが無料で受けられるので、体育教師から転職を目指す人はぜひ利用してみてください。
体育教師のおすすめ転職エージェント
ここでは体育教師におすすめの転職エージェントを紹介します。
- リクルートエージェント
- マイナビAGENT
- Education Career
それぞれの特徴も解説します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大手の総合型転職エージェントです。
リクルートエージェントの特徴
- 業界最大手の求人数を持っている
- 数多くの業種・職種の求人に対応している
- 幅広い年齢層にも求人を紹介している
教員免許を活かした転職を目指すなら、業界最大手の求人数を誇るリクルートエージェントの利用はとても魅力的です。
転職を考えるとき「まず登録してみる」転職エージェントはリクルートエージェントでしょう。周りの先生も異業種転職ではかなり使っています。
自分の強みや長所を上手く見つけられない人も登録をして、まずは相談してみるといいですよ。
マイナビAGENT
マイナビAGENTは20代〜30代や第二新卒者に特化した総合型転職エージェントです。
- 20代〜30代や第二新卒者に向いている
- 求人数は最大手ではないが、きめ細やかな対応をしてくれる
- 休日や夜間の転職サポートも受けられる
マイナビAGENTは特に20代前半の人にはおすすめの転職エージェントです。
平日の夜間や土日にも対応しているので、教員として忙しい人には魅力的なサポートでしょう。
転職すべきか悩んでいる人も、マイナビAGENTが一緒に考えてくれます。
Education Career
Education Careerは教育業界特化型の転職エージェントです。
Education Careerの特徴
- 教育業界に詳しいエージェントが多い
- 親身に相談乗ってくれる
- 高年収求人が多い
EdTech、学校、学習塾、通信教育といった教育業界でキャリアアップ・年収アップを狙う人にはEducation Careerがオススメです。
まとめ
体育教師の転職方法について解説してきました。
体育教員免許を活かした仕事を見つけるためには、まず体育教員としてのスキルを深掘りするといいでしょう。
教員免許を活かせる仕事として
- スポーツジムトレーナー
- スポーツ教室講師
- EdTech業界
- 人材紹介業界
- 塾・予備校講師
体育教師から転職する方法として転職サイト・転職エージェントに登録することがオススメです。
体育教師におすすめの転職エージェント
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- Education Career
体育教師がつらくなったら、転職を考えることは非常にオススメです!
自分らしい人生を見つけてください。
気軽にどうぞ♪