今回は非常勤講師の時間外労働。いわゆる残業問題ですね・・・部活にテスト作成、採点業務などいくつかあると思いますが、実際に小学校から大学まで、現場で働く人の状況はどうなっているのか?
10名にリアルアンケートを取ってみましたので公開します。
私立と公立では残業と時間外労働の手当がかなり違う
まず先に結論をまとめておくと、私立と公立学校では残業に対する取り組み方がかなり違う様子です
- 私立非常勤講師・・・残業代も割と出やすく部活手当もある
- 公立非常勤講師・・・ほぼ残業代はでない、部活手当はなし
非常勤講師だけで考えるならば私立の方が有利に見えます。だだ、専任になった時の待遇に関しては公立はかなり優遇されるので迷うところです。
専任を夢見ながらも時代は極端な少子化です。
30代、40代まで非常勤で働いても正規採用なしという現実もあるの将来設計をきちんと考えるべきだと思います。
では実際に10名の方の声をノー編集でお届けします!
1,看護学科の大学非常勤講師の残業と待遇
現在徳島の私立大学の保健福祉学部看護学科の非常勤講師をしています。担当学年は1年と2年の看護技術演習です。
1年は前期後期通して、2年は後期のみです。指導年数は3年です。大学病院で10年様々な科で勤務、出産育児を経て、訪問看護4年の経験があります。学生時代の同級生に声をかけてもらい、教員の道を歩み始めたばかりです。
大体週2回程度演習があります。
一コマは90分で、2コマで構成されることが多く、時間でいうと13時~16時10分です。準備、後かたずけの時間を考慮し、13時~17時までの4時間でお時給をいただいている状況です。
新しい演習に入る際は午前中に1時間打ち合わせをするので、その分もお時給が発生します。
お時給以外の労働は割とあるのが現状です。資料を支援室で探して、コピーしたり、それを持ち帰り、実際に教えれるようにかみ砕き、授業構成を作る作業が主です。
大まかな指標はあるのですが、生徒50人を8人の教師で2回まわすので、ベテランの教員と同じようにするには非常勤講師は結構自己学習が学生以上に必要となります。
「自宅での勉強時間もお時給に加算してね」といってくれますが、中々自分の能力不足もあるので、勤務表にはかけないといったジレンマです。
一つの演習に対し、3時間は家で学習しています。演習数は年間で、15項目ほどです。家庭学習については、担当講師から最初からお時給加算をつけてくれているとありがたいです。
看護学科は非常勤でも待遇が良いが・・
子育て中の私にとっては、非常勤講師のお仕事は、看護の現場のことを想えば、気持ちが楽です。時給もかなりいいですし、実際の授業コマ数よりは多め多めにお時給が発生しています。
自宅での勉強時間だけが発生しないのが残念なくらいです。他のパートとは、働いた分だけとかなりシビアですので。
しかし、今回のコロナで、よくわかりました。大学が休校になったとたん、約半年収入がゼロになりました。しかも当日に「コロナの学生がでたので、休校です、すみません」と。
「それまで準備した時間は一体何だったのだろうと」。あと、密をさけるためにテストは中止になりましたと一週間前の連絡がありこの分も減給。10万以上は見込んでいたので、こちらも参りました。
「常勤の先生はコロナで学生が来なくても月給が発生するのに、この差は本当にひどいな」と思いました。
2,高校保健体育、非常勤講師の残業と待遇について
元々教員をしていたのですが産後退職し、現在は高校で非常勤講師をしています。
担当は保健体育科、指導年数は新卒から数えて5年になります。
1年間は中学校、4年間は高校の教員をしております。過去は正規採用され、担任ももっていましたが、育児を優先するために退職しました。現在は育児と非常勤講師としてバランスを取りながら生活しています。
生徒指導や情報共有などで時間外労働は間違いなく多いです。
常勤でないぶん、他の教員との情報共有するタイミングも少ないので早く職場に行って各学年(保健体育なので全学年を持っています)の生徒が変わりないかの確認をしたり、授業内であった生徒同士のいざこざの報告や他の体育の先生との情報共有も含めると時給が発生している時間+1時間は毎日必ずあります。
テストの採点等ももちろんありますがその時間は時給が発生しません。
他のアルバイトなどはタイムカードをきって勤務時間を管理しますが非常勤講師は自分が行う授業のコマ数での給料になりますのでコマが飛んで授業があったりすると(1時間目、3時間目、5時間目で授業など)本当にコスパが悪いです。
待遇についての意見
一見給料が高そうに見える非常勤講師ですが、授業のコマ数によって全然変わってきます。
1日1コマ授業するためだけに勤務してくる先生もおられますが「本当にコスパ悪いよな」と話しています。教員である以上、授業時間以外にもテストを作ったり授業準備をしたりする時間は必須なのにその時間は給料が発生しません。
非常勤講師のメリットは自分のプライベート時間で動きやすいことくらいです。
私の場合、育児を優先するためにフルタイムを抜けました。休みは申請しやすくなりましたがタスクの重さはそんなに変わらないと思います。
家庭の事情がなければ常勤勤務のほうがよっぽど給料面では割に合っていると思いますが個人的にもう数年は働くにしても非常勤かな、と思っています。
高校数学非常勤講師の残業と待遇(数学担当)
岩手県内の私立高校で非常勤講師をしています。今年度は3年生の数学の授業を週に10時間程度指導をしています。
教員としては大学を卒業してから3年ほど常勤講師として県内の中学校と高校を転々とし、現在に至ります。大学は教育学部の出身ではないですが、教員免許を取得しました。非常勤講師をしている理由としては転職をするために時間を確保したいと思ったからです。
基本的には授業が終わればすぐ帰ることができるので時間外労働はないですが、テスト期間になると生徒が授業について質問にきたり課題を提出にきたりなどといったことで拘束されることがあります。
また、時間割の都合上、2時間授業をして1時間空き時間ができてそのあとまた1時間授業をするといったことが週に1度あります。
個人的に一番不満を感じているテストの作成から採点、成績処理などについてです。
それ以外では時間外労働があっても長時間にはならないので負担にはならないのですが、テスト関係の業務はどうしても時間をとられてしまいます。
もちろんこれらの業務に対しての手当はなにもありません。授業以外ではお給料が出ない学校です。申し訳程度の賞与のようなものはありますが。
待遇への感想
全体的に非常勤講師としての待遇は良くないと感じています。
学校にもよるとは思いますが、授業以外のテスト関係の業務などで手当がなにも出ないということはどう考えてもおかしな話だと思います。
周りがしょうがないと思っているので特に声を大にして言うことはないですが、不満を感じています。
お給料に関すること以外にも、非常勤講師は存在が軽視されているようにも感じます。
今の学校は今年度初めて着任した職場にも関わらず常勤の先生方、特に同じ教科の先生方のフォローもほぼなく、戸惑うことばかりでした。
その割には書類の印刷などの業務内容とは全く関係のないことを頼んでくるような先生もいて、納得のいかないことばかりの職場だと思っています。
通信高校と音楽の非常勤講師の残業と待遇
私立の通信制高校と公立の普通高校の音楽の非常勤講師です。指導は今の学校は3年目です。音楽1と選択音楽として、高校2年生と3年生を指導しております。
選択音楽に関しては保育科の大学や短期大学や専門学校を目指す学生の音楽的基礎の勉強をする科目で、ソルフェージュを基本的とした、聴音や歌の指導をしております。
時間外労働は当たり前な感じです。
給料は授業の時給部分しか発生しませんが、テストは今年は作成してないですが、評価をしなければいけないので、学生に歌ってもらったり、ワークやノートを提出してもらい評価します
ノートもかなりの量や内容なので、見るのに時間がかかります。
歌の試験を休んで受けてない学生を別途の時間で見るのは当たり前。昼休憩や放課後に見ます。授業外の職員室のいる時間は準備など含めると4時間の授業に1時間は必ず毎日、二時間かかることは普通です。
しかし音楽科の非常勤講師は枠としても少ない上にやりたい方も多いので、そこは暗黙の了解で文句も言えず、仕事して15年以上に思います。来年度はもっと増えるような気配です。しかし雇用維持してもらうには音楽科は仕方ないのかなと思っております。
待遇への感想
年々不満はあります。しかし音楽科は代わりがすぐに見つかるので、文句は言えないです。退職するたびに、年々と歳をとり、自分には能力がついたかと思いますが、条件は悪くなっていきます。
今の勤務校2校につきましては時給も上がりません。
私自身は40代。経験もそれなり、若い先生方より、臨機応変に対応できる自信はありますが、やはり非常勤だと管理職の評価も適当です。
音楽という分野のSteam教育といいながらも存在が粗末に扱われているように思います。
そこを改革したい、自分自身でも何かできることを試行錯誤しながら、自分の子育てにも活かしながらウィンウィンの関係が作れるように私自身もブラッシュアップしてこれからも頑張っていこうと思います。
数学担当、中学非常勤講師の残業と待遇
私は、神奈川県の秦野市にある鶴巻中学校に数学の教師として勤めている男性教師です。ここで、10年ほど務めています。部活動は卓球部の顧問をしています。
鶴巻中学校は、比較的自然環境が良好な地域にあり、大自然の中でのびのびと教育しています。
また、鶴巻小学校が近いことから、小学生との交流も盛んに行なっています。少し離れたところに東海大学があるため、大学生との交流も盛んです。
鶴巻中学校では、全く残業がないわけではありませんが、毎日1時間から2時間程度の時間外労働です。深夜残業になることは全くありません。
また、いつの頃からか、残業手当はなくなりました。その代わり、残業をすることを前提として、基本給の4%程度が上乗せになりました。
これは、残業をしなくてももらえる手当てのため、残業をせずに毎日定時退社すれば、そのまま特になるということで、職場の雰囲気も残業をしないで帰ろうというムードが一気に高まりました。
世間では、この給特法に反対するムードが高いようですが、もともと残業をたくさんする必要性のない我々にとっては、給特法の導入はウエルカムと言えると思っています。
基本給の4%は、時間外労働8時間分なので十分な手当と言えるのではないでしょうか。
待遇についての感想
非常勤講師については、メリットもあればデメリットもあるように感じます。私が感じるメリットは、時間に拘束されることがないため、自分のプライベート時間を有意義に使えることです。
私は、将来正規の教員を目指しているのですが、プライベート時間を勉強時間に当てることができます。
そして、多数の学校を掛け持ちでき、自分のスキルアップしたい学科のみに特化して経験できるところもメリットと言えるでしょう。
しかし、デメリットがないわけではありません。それは、契約期間が決まっていることと、健康保険の加入がしにくいこと、収入がうくないことです。
多くの場合、非常勤講師の契約期間は1年ですが、学校側の意向により継続契約できないことも多いのです。
その場合、新たに就職活動しなければならないのがデメリットです。
理科担当、中学非常勤の残業と待遇
中学校で主に1、2年生理科の非常勤講師をしています。育休代替や現担当が何かしらの事情で教壇に立たなくなった期間に臨時で入ることが多いです。一つの学校で2年くらい働けばいい方でしょうか。指導年数は通算6年ほどです。
非常勤講師の枠自体は結構あるのですが、臨時採用待ちしている方も多く、なかなか採用いただくのが難しいと感じています。
毎日教材研究や部活指導補助等で家での作業時間も含めて4、5時間程度かかっています。
学校の正式な行事等なら申請すると残業代が出ることもありますが、家に持ち帰っての作業等はサービス残業となり、それが多い印象です。
特に事務作業はここまでやったら終わりという基準がない仕事が多く、真面目な先生ほど自分の時間を削って作業時間に当てているため、疲弊しきっている方もいます。
予算不足、人員不足、は恒常的な問題としてあり、個人の力ではどうすることもできず、ましてや公立学校では満足に備品も買えない現状にあります。
また、保護者対応などの本務以外の業務が多いことも原因であることが多く、簡単に改善することが難しいと思います。
待遇についての感想
授業などの教科指導だけでなく、生活・生徒指導、部活動、体育祭や文化祭などの行事の指導も副担当として関わることが多いです。責任のあるポジションでないだけで、作業内容はほぼ常勤の先生と変わらないと思っています。
本来は手伝わなくて良いのかもしれませんが、常勤の先生が残業している中で時間きっかりに帰宅することは難しく、手伝いをお願いされることも多いです。
常勤職員と何ら変わらない仕事内容をこなしていますが、何年働いても給与は上がりませんし、そもそも給与額が少なく、ボーナスもありません。
年休が取りずらいのに加えて育休等の制度は使用できないため、生活が不安定になりやすいです。
学習指導要領の改訂等で子どものために教育の質を担保することも大事ですが、国全体で教育者の育成や働きやすい環境づくりに力を入れて欲しいです。
非常勤30時間の約束が守れれない
公立中学校で、現在は、中学一年生を担当しています。担当教科は、理科です。指導年数は、4年です。
大学を人の倍の年数通い、そこから、「大学推薦」という制度を利用して、関東の公立中学校に勤務することになりました。
その後、その学校で3年間働き、3年目の年に、出身地である東北の採用試験を受け、合格し、晴れて東北の公立中学校に勤務することになりました。
コロナ禍で大変な中、引っ越しをして、バタバタする状況ではじまった、東北での1年がもうすぐ終わろうとしています。
一応、週30時間以上働かないように決まっています。さらに、学校における、様々な役割は、割り当てられることが無いようになっています。
例えば、担任を基本的には持ちません。なぜなら、朝の会や帰りの会をやる時間帯は、物理的に時間外勤務になってしまうからです。もちろん、部活動の顧問にもなりません。
このようにして、時間的に30時間を越えないような、働き方にはなっています。
しかし、現実的には、授業数が多くなってしまうので、テストの丸つけや授業プリントの印刷、教材研究については、けっきょく勤務時間外にやるしかありません。
そして、残業については、個人の自由な扱いになってしまうので、それに対する手当てや振替は、何もありません。
はっきり言って、真面目にやる方がバカを見てしまうような気がします。
待遇への不満と感想
非常勤講師の魅力をもっと確立させるべきだと思います。現実的には、採用試験が受かるまでの、若い人の1、2年の働き方、という考え方があるように思います。
これからの時代を考えると、全くナンセンスだと思います。
正規の職員として働くか?講師として働くか?非常勤の講師として働くか?
これらは、個人で選択できる時代であるべきだと思います。
そのためにも、同一労働同一賃金に近くなるように、全体の給与を上げつつもさらに非常勤講師の給与も安定させるべきだと思います。
そして、福利厚生についてもなるべく平等になるように、配慮するべきだと思います。
このようにして、例えば、来年だけは非常勤講師として働いて、次の年には正規として復活したり5年民間で働き、講師になり、また民間に戻ったりその逆の講師として働いて、次の5年民間で働き、カムバックするような多様な選択肢のある世の中になってほしいです。
中高一貫校の非常勤の残業と待遇について(国語科)
京都文教中学高等学校。国語科、4年。高校一年生の進学コースを2クラス。国語総合を担当しています。高校二年生の体育コース、特進クラスを1クラスずつ、古典を担当しています。
あと、高校三年生の進学コースを4クラス、古典を指導しています。教科指導以外にも、部活動(柔道部)のコーチも併任しており、土日も出勤しています。
授業時間は週に5日勤務で、17コマ担当していました。
月曜日に2コマ
- 火曜日に3コマ
- 水曜日に3コマ
- 木曜日に5コマ
- 金曜日に4コマです
空いている時間には教材研究を行います。基本的には自分の授業時間に出勤して、授業が終われば退勤可能です。
テスト期間になると、午前中のみの出勤になります。
自分の担当のコマにテスト監督業務が入ります。テスト期間前は、空いている時間にテストを作成したり、放課後に並びの先生方とテストの会議を開いたりしています。
手当はありません。お給料は授業数に応じて、上がったり下がったりします。
持っているコマ数が多ければ基本給は上がりますし、減れば下がります。
それ以外の手当はありません。ただ、「夏休み、冬休み、春休みの授業がない月も、通常月の給料が支給されていましたので、そこが私立の良いところ」だと思いました。
科目によっては補習や入試対策として、通常月以上の授業を任されている非常勤の先生もいました。
私の場合、部活動のコーチをしていたので基本給以外に月額40000円支給されていました。
しかし、朝練から夜練が終わるまで、勤務しなければならなかったので、専任レベルの教員と同じ勤務時間でした。同じ時間働いているのに、基本給と部活動手当のみでした。
それでも、公立の非常勤と比べたら待遇は良い方だったと思います。部活動を内部の教員で指導するのは限界ごあるので、部活は外部に委託するべきだと思います。それが、改善策です。
待遇についての感想
私立の非常勤講師の待遇は良い方だと思います。担当授業のときに出勤して、終われば退勤可能なので、子持ちの主婦にはありがたい仕事だと思います。
希望をかけば、午前中のみの出勤を可能にしてくれる学校もあります。
テスト期間中は基本的にお昼前には仕事が終わるので、昼過ぎまで次の授業の準備をしたり、教材研究の時間に充てたりできます。
私立で非常勤講師をするのであれば、部活動は受け持たない方が賢いです。常勤や専任の先生方に比べると、非常勤の先生は時間に余裕があり、多少の融通もきくので、試合や遠征に必ず引率しなければなりません。
私の場合は中学、高校と生徒がいたので、毎週末は試合や遠征で休みはほぼありませんでした。
専任の先生方には休日手当が出ていましたが、非常勤にはもちろんありませんでした。
同じ働きをしているのだから、同じ手当を出すべきだと思いました。
仕事に対するモチベーションは下がる一方でした。専門的なスポーツの、指導者資格を持っているので、部活を見ないともったいないと言われますが、あまり気が進みません。
小学校非常勤の残業と待遇の感想
関西圏の公立小学校で、小学校第5学年の学年付をしています。クラス担任はしていません。
担当教科は理科、家庭科、図画工作。指導年数は3年目になります。
小学校なのでクラブはありますが、顧問などはしていません。
また、テストなどは学校で配られる教材を使用しているので、準備などには携わっていません。
ただ、クラス担任の手が回らない書類処理などは、自分が引き受けていることが多いです。
時間外労働は、月60時間程度だと思います。
ただし、内訳が複雑です。
現在は新型コロナの影響で「なるべく学校に残らず、早く家に帰るように」という指示が降りています。
そのため学校で仕事を終わらせたくても、無理やり帰らされることがしばしばです。
なので、個人情報に関わる仕事やどうしても学校でなければできない仕事を優先的に終わらせてから、家で持って帰っても問題ない仕事については、家で終わらせています。
なので、学校内でしている時間外労働はそこまで多くなく、ほとんどが家での仕事時間になります。
とはいっても、時間内に学校ですべき仕事が終わらないことも多々あるので、そういった時は、
次の日早めに学校に行って、処理しています。
当然、学校からの残業手当は出ませんし、具体的な改善案なども提示されていません。ほったらかしです。
待遇についての感想
自分の年齢のせいかもしれませんが、正直にいうと、非常勤講師でもクラス担任をすることは多々あるので、常勤だろうが非常勤だろうが、クラス担任になってしまえば、仕事量は全く変わらないと思います。
他の同僚の話を聞いていても、とにかくどの現場も人が足りません。
だからといって、非常勤講師ばかり雇っていてはいずれ仕事が回らなくなるでしょう。
「自分は生活が苦しい状態なので辞めるわけにはいかない」という一種の諦めもつきますが、常勤でも非常勤でも、精神を病んで休職して辞めてしまう人は沢山います。
知人の学校では、若手の先生が去年の1年間だけで5人辞めたそうです。
その空いた4人は全員非常勤講師で補っているようですが、回すにも限界があるのを感じます。
現在は特にコロナで、親御さんもピリピリしているし、私たちもそれは同じです。
本当にしんどいです。お金を増やすなり事務員を増やすなりして、なんでもいいので人並みに生きていけるよう支援してほしいです。
まとめ
部活に関しては多くの非常勤講師の方が不満をお持ちのようです、早朝から遠征に出ても無給というのは信じられませんが、これが今の現場です。
派遣労働問題と同じく非常勤講師の働き方についても、本当に考えていくべきだと思います。
人生80年時代、いやこのまま行くと110年時代なんて言われています・・。老後のことも考えて早めの準備をしておきましょう!
気軽にどうぞ♪