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民間企業から工業高校の教師に転職した先生の本音トーク!

今回は工業高校の教師の方に転職体験談を語ってもらいました。

普通科の高校と違い、工業恐慌は就職の実績が良く、理系大学→民間企業に出る人が多いのですが、やっぱり学生時代の楽しさを思い出して教職に就く人が多いようです。

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目次

民間企業と高校教師で大きく違う5つの変化

では実際に民間企業と高校教師は何が違うのか簡単にまとめておきます。

 

  1. 大手企業の方が待遇は圧倒的に良い
  2. 残業代はほぼでない・部活が無給で休日がなくなる
  3. 人間関係が高校生と保護者中心になる
  4. 公立正社員は給料は安定する
  5. 公立は異動があるので一般転職と違う

実は、少子化に伴い公立学校の給料は年々下がっており、所得が増えるというわけではありません。また、部活動・課外授業はほぼ無給というのは今後も続く見通しです。

大手企業から学校教師になるとここでまずはショックを受けます。

また、人間関係も大人社会から子供中心社会へと変わります。自分の裁量権が大幅に増えますが、責任の取り方がかなり個人的になりますので、合う合わないが分かれます。

以前の職場環境に恵まれていない人は安定だけはありますので、そこは大きなメリットです。

そして、一般企業の転職と教師の転職の大きな違いで知っておいて欲しいのが「異動」の問題です。

基本的に公立高校の教師は3~5年に1回程度学校が強制的に変わります

「進学校⇔ヤンキー校」このギャップはすさまじく、会社を変えたどころの変化ではありません。

  • 進学と学力問題
  • 地域連携問題
  • 部活の指導状況

全く違うので、そこは覚悟しなければ「希望の教師になれた!」と思っても三年後に別の会社に入ったような人生を味わう人も居ます。

反対にとらえればどんなに辛い職場でも5年すれば変わることがありますので、同業他社への転職を味わえるような世界です。

工業科や商科に関しては学校数が少ないので普通科ほどの変化はないのですが、それでも地域格差はあるので注意してください。

では転職した先生方の感想です!

 

自動車メーカーから高校教師に転職

大学院理工学研究科を卒業後、完成車メーカーで調達業務に従事していました。

現在は高校の数学教員として勤務しています。

1年生の担任もしており、現在3年目になります。部活動では陸上競技部を担当しております。

転職のきっかけ

元々大学時代から教員を志望していました。

しかし、教員の世界は民間企業いわば社会経験のない先生がほとんどでそれに疑念をいだいていました。

社会人を経験してからのほうが面白い教員になれるのではないのかと思い、大学時代は教員採用試験を受験して合格を貰いましたが辞退をして大手の企業で働くことにしました。

民間企業で働きながら本来は学校の先生をやりたかったのでやりたいこととは違うことをやっているとは思いつつ、社会経験だと思って働きました。

5年たったくらいで教員になろうと思いました。採用まで苦労したことはこのまま会社を辞めていいのかということでした。大企業なので給与は高く福利厚生もとてもよいです。30代で1000万を超えてきますから教員ではそれは絶対にありえません。そこがちょっと苦労というか悩みました。

待遇や環境の変化

民間企業、特に大企業では年収も高く福利厚生もよいです。求められる能力は日々大きくなってきますが逆にそれがやりがいで自分の成長にも繋がると考えていました。

そして何より民間企業は利益を追求しなければなりませんからあれこれと試行錯誤して定型業務だけでなく企画業務などもしていくことになります。

効率化も求められ色々なことを勉強しなければなりませんでした。

しかし教育現場ではDXの推進はしていませんですし、資料を作るときもExcelのマクロなどを周りの教員は組んでおりませんでした。効率化をできておらず定型業務で時間を取ってしまっているのです。

教員になってのメリットは仕事が楽なことでした。

勤務時間は長いですが求められることが少ないため、非常に楽でした。何せ基本定型業務で毎年同じことをすればいいのですから・・。

デメリットは部活動などの土日出勤です。

平日に遅く帰るのは別に構いませんが、部活動の試合などがあると土日も働くことになります。部活動は仕事自体は楽なのですが時間がどうしても拘束されてしまうのはデメリットです。

部活動はほぼ無給といっても過言ではないです。

転職後の感想

民間企業から教師を目指す人は本当に教えることが好きな人や面倒見のいい人、日本の教育界を真剣に考えれる人がいいと思います。

何故かというとやはり教員は子供相手の仕事でそういったところが大変だからです。

民間企業では全員が大人なので常識をわきまえていますし、ぐっとこらえることができますが
子供は感情論で全て動くのでそこが大変だと思います。

ただ、私はそれでも教員をやりたいという思いがあり数学が大好きだし、人に数学を教えたいし部活動にも関わりたいと思っていたので教員になってよかったと思います。

実際に業務内容を細かく見て特に教育実習のときを思い出して自分はどうしたいのか何をしたいのかを考えたほうがいいと思います。

 

建築業から高校工業高校へ転職

初めまして、私はもともと建設関係に勤めていました。主に家の図面を書いたりする設計の仕事をしていたのですが昔からの夢だった教職に就きたいと思い勉強をし転職しました。

主に工業高校の建築関係の学科を引き受けています。勤続年数は5年になります。

転職のきっかけ

昔から教職について生徒から好かれて良いお手本になるような先生になるのが夢だったのですが父親の仕事(建設業)を継ぐために夢を諦めました。

私には兄がいて兄は絶対に父親の仕事発がないと言っていたため私が継いだ限りです。

しかし、兄が父親のために仕事をやり始めたため慣れた2年後には私は自分の夢に向かって歩む決心をしました。

普通学科(数学や英語など)の授業を受け持ってみたかったのですが学歴も工業高校だったため「工業専門の学科を受け持った方が早い」と思い勉強しました。

工業専門と言っても普通学科の勉強もしないといけないため4・5回ほど落ちてやっと合格したのを覚えています。合格するまでの間仕事を続けながら勉強をするなど眠る暇のない日常だったと感じます。

転職後の変化

給料の差はかなりあると感じました。建設業はその時代の単価に合わせて給料が上がったり下がったりするだけではなく「いつ仕事が無くなってしまうのか不安で心配になってしまう」ようなこともありました。

しかし公務員は別格です。

教育現場ではそのような不安が一切ありませんでした。

給料も一定であり金額的にも満足できる内容で素敵でした。しかし、残業が多かったり大人数の生徒を相手することへの大変さなどは今まで味わったことのない大変さでした。

私は、あまり怒ったりする性格ではなく我慢する方だったので生徒に気を遣いすぎて他の先生や親からクレームを言われることなどが多く「自分をしっかりと持って接するべきだな」と何度も思ったことがあります。

また、今までは休みも安定していたのですがほぼ休みのない日だと感じています。部活動の顧問をしていると全く休みがなくそこだけ少し後悔しています。

アドバイス

民間企業から教師を目指すには勉強に対する努力が必要です。大学を卒業していたため教員試験はすぐに受けることができたのですが大学まで行っていない人は卒業試験を受けたりすることから始めたほうが近道に感じます。

また、性格上生徒に怒ることができない人はおすすめしません。

高校はパワハラやセクハラなどが問題になりやすくちょっとしたことでも傷付きやすい子供が多い中どううまく対処していくのかかなり難しい問題です。

なれるまでに時間がかかったり周りに怒られてしまい辛い日々を過ごしてしまうことが最初は多いです。それでも頑張りたいと思う人は自分がどうして教師を目指しているのかを文字に書き教師になれたとしてもその志を忘れずに持つことが大事になってくると感じます。

 

CADオペレーターから地元の高校に転職

私は32歳、男性です。もともとの職業はCADオペレーターです。2年前に民間企業から教師に転職しました。担当学校は、母校の工業高校です。教科は歴史です。学年は1年生を担任しています。勤続年数は2年になります。

転職のきっかけ

民間企業から教師を目指した理由は、民間企業は自分には合わないなと感じたからです。

自分はのんびりした性格なので、せわしなく働かざるを得ない民間企業だと、精神的に疲弊してしまい、体がもたないと感じました。

上司や同僚との関係も、競争の意識をみんなが持っている感じで毎日ピリピリとしていてつらかったというのが一番の理由です。

そんな理由で疲弊してしまうので教師を目指したのですが、やはり教員採用試験の勉強を仕事をしながらで両立するのは大変でした。

会社では毎日残業で8時か9時まで仕事があったため、家に帰って12時まで勉強のような生活を1年間ほど繰り返していました。

いざ受けてみると一発で合格でき本当に安心しました。

 

転職後の変化

メリットとしては、思った通りだったところなのですが、おおらかな人が多いという点です。

職場が競争関係があまりないからか、おおらかで物腰が柔らかい人が非常に多いです。

デメリットとしては、保護者、生徒、教師間と、人間関係的な難しさはある意味増えてしまったという点です。

教師間の人間関係は、民間企業時代と比べると劇的に良いのですが、保護者や生徒との関係があらたに増えてしまう難しさがあります。

保護者の方からは、クレームの電話が入ってしまうこともあります。子供が勉強できないのを、自分のせいにされてしまうということもありました。

また後悔している点としては、「民間企業でそのまま頑張っていたらどうなっていたかな」ということが頭をよぎってしまうことかと思います。

もしかしたら出世してバリバリと働けていたかもしれないと考えると、のんびりした今とどちらがいいのかはよくわからなくなってしまいます。

アドバイス

民間企業が自分に合わないと思う人は、積極的に目指してみるべきだと思います。特に今が厳しいという人ほど、大きく動くチャンスです。

合わない場所にずっと居続け疲れ果ててしまっても仕方ありません。新しい場所で新しい人間関係でリセットして始めるという意味でも、教師を目指すというのは良いことだと思います。

最初は環境の違いに戸惑うこともありますが、そのうちなれるのでそこまで問題はありません。社会人として得た経験を生かせるということもやりがいにつながります。

ほかの新卒で教師になった人たちは持っていない強みとして、生徒たちに社会で学んだことを伝えていきましょう。社会の厳しさや楽しさをほかの教師の人たちよりもよく分かっている人として活躍できるのが理想ではないかと思います。

 

商社の営業職から高校教師に転職

教員が多い家系で育った私は、教員になることだけは避けて来たのだが、蛙の子は蛙、親族にはナイショで大学では教員になるための保険を掛けておいた。

あくまで保険であって、私が就活を行った頃はバブル景気の影響でお金を稼げる職種が人気があり、私が新卒採用されたのは中堅商社の営業職

しかし、社会人として働くようになると就活を行った頃と比べ景気が著しく悪化、商社マンとして生き残る自信が全く無く退職

商社を退職した私は蛙のツテ(コネ)を使い高校に採用され、現在は勤続年数23年の50歳、2年生の物理を担当している。

きっかけ

教員が多い家系で育つと、隣の芝生は青く思えて一般企業で働いたのだが、実際に一般企業で働くと、お金を稼ぐ先天的な能力が無いことに気付いた

そうなると身内が多く働いている教育の世界のほうが芝生は青々しており、子蛙だった私は青い芝生に飛び移った。

私が高校の採用試験を受けたのは27歳の時だが、前職を辞めたのは25歳の時、25歳から27歳までは後に採用される高校で非常勤講師をしていた。

私以外にも非常勤講師をしている者はいたが、それらの者と違い、私は部活の指導も任されていた。

非常勤講師は本来、担当する授業を終えれば帰ることが出来るのだが、帰りたくて帰るのではない学校に居場所がないだけ。

非常勤でありながら補助ではあるが部活の指導まで任されていたのは、採用されことがほぼほぼ決まっていたから。

採用されことがほぼほぼ決まっていたのは、非常勤講師として採用された時から、厳密に言えば、親戚から高校を紹介された時点で教員として正規雇用されることはほぼほぼ決まっていた。

正規雇用されるレールの上に乗っているのだから、何年も当てもなく非常勤で働いている者に申し訳無い気持ちで一杯だった。

現場で感じる変化

民間企業にも学閥はあるが、実力次第で出世は可能。しかし、私が勤める学校では出身校によって出世が出来るかどうかのレールが異なり、出世出来ないレールに乗った者は平教員のままで終わる。

しかし、同僚の多くは平教員のまま終わるため、幹部になれなくても卑屈になることはない。
民間企業では基本的には年功序列なため年長者を労るのだが、学校には年下の生徒が沢山いる、中にはヤンチャな生徒もいる、年上である教員に手を出すおっかない生徒もいる。

民間企業では殴られることはまず無い、殴られるようなことがあれば、殴った者が解雇される。

学校では生徒の殴り合いは結構ある、殴り合いをしている生徒を止めに入った教員が生徒に殴られても、殴った生徒は停学処分だけで済んでしまう。

民間企業で働いている時は接待が多く、その際の費用は平社員でも経費で処理出来たのだが、教員になってからは経費で処理したことは殆どない。

部活を任されると案外お金は掛かるのだが、全て教員の持ち出し。

アドバイス

目指すのは自由だが、正規雇用されるツテ(コネ)はあるの?ツテがないのに教員を目指すのは無謀だよ!と言いたい。

教員の中には非正規で何年も働いている者はいるが、その者は今後何年働いても正規雇用される可能性は低い。

ツテで採用されると卑怯と思われがちだが、民間企業で採用されるにもツテが必要。

教員を目指すということは、大学を出て民間企業で働いているのだろう。その民間企業を受ける際には、大学等の経歴を履歴書に書いただろう。

履歴書に大学等の出身校を書くのは、出身校の信用力がツテ(コネ)になっているから。

学校が扱うのはモノではなく人間、保護者からすれば何処の馬の骨か分からない者に大切な子供は預けたくない。

学閥も一種のツテ、出身校が同じなら信用度は増す。

学閥が物的保証なのに対し、誰かの紹介によるツテ(コネ)は人的保証。人は人によって育つため、私が働く学校では物的保証より人的保証のほうが優位となっている。

教員として正規雇用されるには人的保証と物的保証の両方が望ましい、私が働く学校の場合だと、保証が片方でも規雇されることはあるが新卒採用のみと門戸は狭い。

少子化は今後も続くと思われているため、教員の採用は先細り。

採用されたとしても、少子化が続けば学校は淘汰されてしまい、いずれ転職となる。そのリスクを背負ってまで、教員を目指す?

先細りの職種だが、私が働く学校の離職率はメッチャ低い、なぜなら、教員の仕事はメッチャやりがいのある仕事だから。



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